Punggol Digital District
概要
50haの複合地区。地域冷房を相互接続し、建物は40%以上の省エネ。オープンデジタルプラットフォームとデジタルツインで需給を予測し、AIでさらに最大20%の省エネを狙う。
基本情報
| 所在地 | シンガポール |
| 新築・既存 | 新築 |
| 建物用途 | 街区・都市、複合施設 |
| 対象の規模 | 街区・まちづくり |
| 時期 | 2024年から順次開業 |
| 事業者 | JTC、ENGIE、シンガポール工科大学 |
| 所在地 | シンガポール北東部 プンゴル地区 |
| 面積 | 約50ha |
| 開発主体 | シンガポール政府系の開発公社 |
| 開業 | 2024年から順次 |
| 環境認証 | Green Mark for Districts(プラチナ) |
取り組みのポイント
- 地区内の建物を相互接続した地域冷房でまとめて冷やす(冷凍能力は3万冷凍トン超)
- 異なる通信規格の設備やシステムを、オープンなデジタル基盤で一つにつなぐ
- デジタルツインで需要と供給を予測し、地区全体の運用を最適化する
- EVや蓄電池を活用し、電力市場への参加も視野に入れる
成果・目標
- 建物は標準的な水準より40%以上の省エネ
- デジタル基盤による需給予測で標準比30%、AIの活用でさらに最大20%の省エネを目指す
採用している要素技術
技術レイヤーの下から順に並べています。
Layer.5
都市OS・エリアデータ連携基盤街区・まちづくりの交通、人流、エネルギー、防災などのデータを横断的に連携する基盤。
Layer.5デジタルツイン建物・街区を仮想空間に再現し、実データとつないで可視化・シミュレーション・制御検討に使う。
Layer.6負荷・需要予測気象条件、在室、運用パターンから冷暖房負荷や電力需要を予測する。熱源計画やDRの前提。
Layer.8地域冷暖房(DHC)・熱ネットワーク街区単位で熱をまとめて製造・供給する。規模の効率と未利用熱の活用が可能。
Layer.8太陽光・蓄電池(オンサイト再エネ)屋上・壁面の太陽光発電と蓄電池。ZEBランクの達成とBCP電源の両面で使われる。
Layer.8EV充電・V2X建物駐車場のEV充電と、車両の電池を建物・系統側で使うV2B・V2G。
この事例が当てはまる課題
他の建物に活かせる視点
建物を一棟ずつ最適化するのではなく、地区全体で熱と情報の基盤を共有して省エネを図る事例です。熱源の集約やデータ基盤は後から整えるのが難しいため、開発の構想段階で地区全体の仕組みとして決めておく必要があります。
出典
- JTChttps://www.jtc.gov.sg/about-jtc/news-and-stories/press-releases/punggol-digital-district-clinches-platinum-award-for-bca-green-mark-districtsリンク確認済み(2026年10月3日)
- JTCJTC オープンデジタルプラットフォームの解説https://www.jtc.gov.sg/punggoldigitaldistrict/story-articles/open-digital-platform-the-digital-backbone-of-pddリンク確認済み(2026年10月3日)
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資料:国内外の建物事例一覧
掲載している建物事例を、所在地、新築・既存、建物用途、採用している要素技術、出典とあわせて一覧にしたデータです。