最終更新 2026年10月8日
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課題別の取り組み

建物が抱える課題ごとに、取り組みの内容、必要な要素技術の組み合わせ、関係者の役割をまとめています。個々の建物の事例は「建物事例」で紹介しています。

新築で検討する

既存ビルで取り組む

既存ビルの空調を設備更新なしで自動最適化する

設備更新は投資が重く時期も限られる。運用担当者が不足し、設定は竣工時のまま放置されがち。

室内環境センサー × 人流・在室検知 × エッジゲートウェイ・後付けIoT × クラウド接続・API公開 × 負荷・需要予測 × 空調の自動最適制御
既存設備エネルギーデータ

機器更新時の容量見直しでZEB Readyを取る

既存ビルの設備は安全率を積んだ過大容量のまま更新されがちで、効率が上がりきらない。

高断熱外皮・日射遮蔽 × 高効率熱源・ヒートポンプ × 高効率照明・照明制御 × エネルギー分析・ベンチマーキング × AI設計支援・設備容量最適化
既存設備環境

設備の予知保全と遠隔監視

突発故障による停止とテナントクレーム、保全人材の不足。公開事例が少なく導入判断の材料が乏しい。

設備状態計測 × エッジゲートウェイ・後付けIoT × クラウド接続・API公開 × 異常検知・故障診断
既存設備データ

既存ビルの電化と排熱回収による深い脱炭素改修

排出上限規制や性能下限基準により、既存の大型ビルでも大幅な排出削減が求められる。

高断熱外皮・日射遮蔽 × 高効率熱源・ヒートポンプ × 排熱回収・水熱源ヒートポンプ × エネルギー分析・ベンチマーキング × 建物エネルギーシミュレーション
既存設備エネルギー

既存住宅・マンションを断熱改修する

既存住宅の大半は現行省エネ基準を満たしていない。マンションでは合意形成が壁になる。

高断熱外皮・日射遮蔽 × 建物エネルギーシミュレーション
既存環境

新築・既存のどちらでも

デジタルツインで建物を計画・運用する

設計時のモデルと運用データが分断され、改修計画や制御の検討に使われていない。

デジタルツイン × ビルOS × 異常検知・故障診断 × 建物エネルギーシミュレーション
新築既存データビルOS環境

防災・BCPのためのエネルギー自立

災害時の停電でテナントの事業継続が止まる。BCP性能はテナント誘致の条件になりつつある。

太陽光・蓄電池 × 水素・燃料電池 × EV充電・V2X
新築既存エネルギー設備

設計値と運用実績の乖離を埋める

ZEBとして設計しても、運用で設計どおりの性能が出ないことが多い。原因が分からないまま放置される。

電力・熱量計測 × 室内環境センサー × エネルギー分析・ベンチマーキング × 空調の自動最適制御 × 建物エネルギーシミュレーション
新築既存環境設備データ

建物の需要柔軟性(DR・VPP)で系統に貢献する

再エネの増加で系統の需給調整が難しくなる。建物側の調整力は眠ったままになっている。

負荷・需要予測 × デマンドレスポンス・需要柔軟性 × VPP・アグリゲーション × 太陽光・蓄電池 × EV充電・V2X
新築既存エネルギー

在室・人流データでワークプレイスを最適化する

出社率の変動で空間と設備の使われ方が読めない。テナントへの付加価値を示しにくい。

高効率照明・照明制御 × 人流・在室検知 × 室内環境センサー × ビルOS × デジタルツイン
新築既存データビルOS

熱源システムを負荷に合わせて最適運転する

熱源は建物のエネルギー消費の大きな割合を占めるが、運転の最適化は熟練者の手動調整に頼っている。

電力・熱量計測 × BACnet・オープンプロトコル連携 × 負荷・需要予測 × 異常検知・故障診断 × 熱源最適制御
新築既存設備エネルギー

街区・まちづくりで考える

大規模マンションのZEH-Mと街区エネルギー管理

トップランナー制度などで分譲マンションにも高い省エネ水準が求められる。

高断熱外皮・日射遮蔽 × 電力・熱量計測 × 水素・燃料電池
新築環境エネルギー

都市スケールのエネルギーシミュレーションで改修計画を立てる

既存街区の脱炭素は建物ごとの改修と熱供給の組み合わせで考える必要があるが、評価手法が確立していない。

高効率熱源・ヒートポンプ × 地域冷暖房・熱ネットワーク × 都市スケールエネルギーシミュレーション
既存環境エネルギー

街区で水素・燃料電池を活用する

電化だけでは賄いにくい熱需要や非常時電源をどう脱炭素化するか。

電力・熱量計測 × 水素・燃料電池
新築エネルギー

都市OSで既成市街地をエリアマネジメントする

既存ビル群はオーナーも設備もばらばらで、エリア全体の最適化や防災対応がしにくい。

人流・在室検知 × 都市OS・エリアデータ連携基盤 × デジタルツイン
既存データビルOS

地域冷暖房とデジタル基盤で街区のエネルギーを最適化する

建物単体の省エネには上限がある。街区内で建物ごとに熱源を持つと規模の効率が出ない。

都市OS・エリアデータ連携基盤 × デジタルツイン × 負荷・需要予測 × 地域冷暖房・熱ネットワーク × 太陽光・蓄電池
新築エネルギーデータビルOS
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