Layer.2 設備機器
高効率熱源・ヒートポンプ
概要
高効率チラー、空気・水熱源ヒートポンプ。燃焼系からの電化は海外の既存ビル脱炭素の主手段。
仕組み
冷媒を圧縮・膨張させるサイクルで、低温側から熱を奪い、高温側へ運びます。電力は熱そのものを作るのではなく、熱を運ぶために使われ、運んだ熱量と消費電力の比をCOP(成績係数)と呼びます。くみ上げる側と送る側の温度差が小さいほど、少ない電力で多くの熱を運べます。
導入・検討のポイント
- 定格の効率だけでなく、実際に多い部分負荷での効率で選ぶ
- 容量の過大設計は低負荷運転を増やし、効率を下げる
- 寒い時期の能力低下や、霜取り運転の影響を考慮する
新築と既存での違い
新築
実績データや計算に基づいて適正な容量で計画し、台数を分けて部分負荷に強い構成にします。
既存
更新の時期に合わせて運転実績から必要容量を見直すと、小さくできることが多くあります。
実務者メモ
機器効率より部分負荷での運転効率が実績を左右する。容量過大は効率低下の典型要因。
この技術が使われている建物用途
この技術を使う課題別の取り組み
建物事例
- Empire State Building ディープリトロフィット米国・ニューヨーク・既存
- 広島銀行 福山北支店広島県福山市・既存
- 601 Lexington Avenue米国・ニューヨーク・既存
- City-zen(アムステルダム・グルノーブル)オランダ・アムステルダム、フランス・グルノーブル・既存
- オーデンセ既存住宅地のポジティブエネルギー地区化検討デンマーク・オーデンセ・既存
- 城陽ダイキン空調 本社ビル大阪府大阪市・既存
- 中央区立総合スポーツセンター東京都中央区・既存
- ダイキン工業 福岡ビル福岡県福岡市・既存
- 345 Hudson Street米国・ニューヨーク・既存
- 竹中セントラルビルサウス(既存ビルのスマート化改修)東京都江東区・既存
- ショーボンド建設 北日本支社新社屋宮城県仙台市・新築
- JR目黒ビル東京都・新築
- 三菱電機 ZEB関連技術実証棟 SUSTIE神奈川県鎌倉市・新築
- 大手町ゲートビルディング((仮称)内神田一丁目計画)東京都千代田区・新築
- The Edgeオランダ・アムステルダム・新築
- 東レ 名古屋研究拠点(仮)愛知県名古屋市・新築